書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。
そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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先週アップロードに失敗したまま、うっかり放置・・・。
ファイルすら開いていませんでしたよ。
ただのテキストファイルにしては結構重くなったなぁ、としみじみ。
ファイルすら開いていませんでしたよ。
ただのテキストファイルにしては結構重くなったなぁ、としみじみ。
小松の想像は一部で間違ってはいなかった。
ただし、逢瀬などと聞けばココも・・・そしてトリコも鳥肌を立ててるか腹を抱えて笑い転げるかしかないだろうが。
最近ココは小松に構えていない。
小松の日常が安定していると言うこともあるが、ココの方が緊張をひた隠しにする日々が続いている。
小松は直接は言わないが、あまりに教会を開けるココを不審に思っているのは見てとれる。
しかしココはそれを推しても尚、時間が空けば外へと出かけていた。
一応、神父としての役目はきちんと果たしている。
毎週ミサを開いてはいるし、告解室も決められた日に開けている。
しかしそれ以外に小松の居ない昼間、ココは書斎に籠って調べ物をしていたり、村を出歩いたりはしており、夜は夜で小松が寝入った頃を見計らって出かける為、睡眠不足が続いていた。
時折昼間に仮眠をとるようにはしているものの、絶対的に時間が足りない。
出来るだけ自然に、周りに不審と思われないように行動しているつもりだが、やはり常に傍にいる小松は何となく気づいているのだろう。
小松とゆっくりする時間が必然的に少なくなっているのもあからさまで、ココはため息をつきたくなってしまう。
以前トリコが言ったセックスに関して賛同を示したのも、吸血鬼の洞窟を見つけてしまった今、多忙になる自分を予測したからだが・・・結局は小松の気持ちを考慮して、今までと同じ補給を続けている。
これだけ時間が取れなくなるなら、小松の同意さえあればやってしまった方が良かったのかもしれない。
そう思う事もしばしばだが、なかなか話す切っ掛けすら掴めずにいるココだった。
そんな折。
「こっ、ココさんっ!!今日は山菜を採りにいきませんかっ!?」
何故か緊張した面持ちの小松に声をかけられた。
もう少し小松との時間が欲しい、と思っていたココには願ったり、だ。
だが小松からすれば、ただでさえ忙しいココの時間を自分の為に割いてもらうのは申し訳ないと思っているのだろう。
断られたらどうしよう!?と緊張でブルブル震えている様子が何だか小動物のようだ。
とても人を襲う吸血鬼のようには思えない。
「・・・ん?山菜ってもしかして・・・」
ふと緊張の理由がそれだけじゃないような気がして、小松の言う事に気付いた。
「えへ・・・えへへ・・・・」
愛想笑いの中に冷や汗が一筋。
ココは深々とため息をついた。
「全く・・・本当に懲りないんだね。トリコはもう居ないよ?」
「その・・・前のように奥までは入らないですし、昼の間に森の入り口でだけ・・・ココさんが一緒なら平気ですよね!?ね!?」
他意はないのだろう。
ただ、小松に監視がちゃんと付いているというだけ。
しかし小松の言い方はココがトリコと同じハンターであるから安心だ、と聞こえなくもない。
そしてあまりに入り口付近だと、結界が作用してしまうだろう。
小松に伝えてないので、小松自身は気付いていない。
確かにハンターであるココが一緒に居れば昼間なら少々森の奥に入り込んだとて問題はないだろう。
だが、神父として一般人のココと小松が森に立ち入るのはどうだろうか?
しかも森の出入りはココが小松を抱えている必要がある。
「ん~・・・・」
ココが居れば安全面で言えばそう問題はないのだが、納得いく理由としてはどうだろうか?と思ってココは眉根を寄せた。
「えと、その、森の入り口近くに生えているキノコで、えー・・・新作レシピを思いついたんです!それで、その・・・出来るだけ早くココさんに食べて欲しくて・・・だから、お昼に採りに行って、帰ってきたらすぐココさんに食べて欲しいなぁ、とか・・・」
そして何より小松の挙動不審さだ。
渋るココを納得させようと一生懸命言い募るのは良いのだが、嘘の付けない様子があからさまに出ていて、他に目的があります、と伝えているようなものだ。
しかし料理をする、禁を犯して森に入る、以外での小松の目的と言われてもココには思い当たる節はない。
森に入りたいから、ココがトリコを呼んでくれないか、なんて理由ならどうしようかと思っていたが、トリコに会いたい訳でもなさそうだ。
トリコの名を出しても特に小松は反応しなかった。
それ以外の小松の目的。
「・・・もしかして、僕?」
「えっ!?な、何がですかっ!?」
決まりだ。
考えながらもポツリと呟いた一言に、あからさまな過剰反応。
ココの一言を聞いた途端にあたふたと視線を逸らしたり手を遊ばせたりと忙しそうだ。
「そうだなぁ・・・小松くんがちゃんと僕の言う事を聞いてくれるなら・・・一時間くらい森でキノコを採るくらいなら良いよ」
結局ココはそう了承した。
「一時間・・・」
手放しで喜ぶかと思った小松は、意外にもうんうんと考え込んでしまった。
「あっ!キノコを採って帰ってきたら、すぐ料理しますから、ココさん待っててくださいねっ!」
はしっ
カソックの裾を掴みながらそう告げてくる。
「あぁ・・・うん。何なら料理をするの、手伝おうか?」
あまりに小松が必死なので、少し押されながら答えた。
「いえっ!そこまでは!ココさんはお仕事して貰ってて構わないんですけど、でも、出来たてを食べて貰いたいので、何処にも行かないで下さいね!!」
ココ。
時間。
遠出禁止・・・いや、外出禁止、だろうか?
それとも。
「ふぅん・・・」
ここまでくるとココも読めてきた。
まぁ、最初にココが心配したような理由での行動ではなさそうだ。
一日くらい付き合ってやるのも良いだろう。
「なななっなんでしょう!?」
「いいや、何でもないよ。小松くんの準備が出来次第、出かけよう」
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