書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。
そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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去年散々誘われてスノボに行ってちっとも滑れなかったのに、何もしてないけど何故か去年より滑れるようになってた・・・・
えええ?
断る理由がなくなってしまい、自動的に2月もスノボに行く事に・・・
いや、まぁ良いけど、休みにやりなれない運動をすると、仕事が辛いです・・・
更新するする詐欺ですみません。
今やっとかないと、またやらなさそうなので・・・・
WJの感想も書いてないし・・・うぅぬ。
以下はパロの続きです。
えええ?
断る理由がなくなってしまい、自動的に2月もスノボに行く事に・・・
いや、まぁ良いけど、休みにやりなれない運動をすると、仕事が辛いです・・・
更新するする詐欺ですみません。
今やっとかないと、またやらなさそうなので・・・・
WJの感想も書いてないし・・・うぅぬ。
以下はパロの続きです。
「・・・って何でこうなっちゃってるんですかぁ~!」
外出着に代え、グルメケースを持った小松は、ココに抱えられて歩いていた。
いや、ココ一人が小松を抱えて森に向かって歩いていた。
「何でって、猛獣にあった時は僕じゃ守りきれないだろう?じゃあすぐ逃げれるようにしておかないと駄目じゃないか」
あくまで一般人を装うココは、トリコのように猛獣を倒す事など出来ないとアピールする。
そして結界を越える間だけ小松を抱いて歩く上手い言い訳を思いつかなかったココは、逆に始終小松を抱いて歩く事を選んだ。
一時間くらいであれば、ココにとっては小松一人分の体重を抱えて歩くなど造作もない。
「いやいやいや!ボクを抱えている方が動き難いし逃げられなくないですか!?」
入り口であれば猛獣が襲ってくる事など無いというのは常識だが、今は吸血鬼の洞窟があり、磁場が狂っていれば何時奥へ迷い込むかも分からない。
特に小松は目的の為に周りが見えなくなるなんて心配だってあるのだ。
ココは小松を信用しているが、いつだって心配もしている。
手元にいるとそう心配でもないのだが、ちょっと目を離すと思いもよらない行動を取っていたりするのだ。
「そうかな?少なくとも小松くんが大声をあげてわぁわぁ言ってる間に僕なら逃げれると思うけれど」
自覚があるのか、小松はうっと言葉に詰まった。
ココの言葉は棘もあるが、何時だって優しさに溢れている。
今の台詞だって、ココは小松を置いて一人助かろうとする気などないと言っているのも同然だ。
「ほら小松くん。ポキポキキノコが生えてるよ」
この話題を切り上げたくて、ココは小松の気をそらす為に声をかける。
「えっ!?どこですかっ!?」
とたんにぐぃっと身を乗り出した。
「わっ、落ちるよ!」
慌てて傾いた身体を支える。
「降ろして下さい~!」
傾いたままでキノコに向かってジタバタ暴れる小松を、ココは逆に抱き上げた。
「あー!キノコがっ!」
もう少しで手が届きそうだったのに、ココに抱えなおされてキノコが遠のく。
「小松くん。君はちっとも僕の言う事を聞いてないね?」
キスを送ったのは、補給よりも小松を黙らせる意味合いが強い。
かぁっと頬を染めた小松は、さっきまで暴れていたのが嘘のように大人しくなった。
「・・・だってボク、もう大人なのに・・・」
ぼそぼそと不満そうに呟く。
しかし不満なのはココとて同じ。
「小松くんがキノコを見つけても、僕に一言断ってから奥に足を踏み入れるだけの注意深さや冷静さがあれば、僕だってこんな事はしないんだけど」
にこりと微笑みながら告げたココだが、あまり目が笑っていない。
神父として村の皆に向ける作り笑顔とは違う、どこか怖い笑み。
言葉もチクチクと小松に突き刺さる。
「す、すみま、せん・・・」
言い訳も出来ずに謝った。
身を縮めた小松が分かったのか、ココは表情を柔らかくした。
「分かってくれれば良いよ。でも、今日はこのままだからね」
「ううっ・・・はい・・・」
小松が頷くと、ココは小松を抱えたままでしゃがみ込み、ポキポキキノコを採って小松の持つグルメケースに入れた。
小一時間もしない内に、グルメケースはいっぱいになった。
これを使ってどんな料理を作ろうと思えば小松は楽しくなってくる。
・・・本当は、自分で探す喜びが加わればもっと良かったのだけれども。
結局本当にココは始終小松を抱えたままだった。
抱えられているので、普段見慣れないココと同じ視線の高さからキノコを探すのだが、ココの方が発見が早い。
気付くとココはその場に歩いて行って、キノコを採る。
「小松くんも採るかい?」
そう尋ねられたが、小松は頑として首を横に振った。
見つけたのはココだ。
元々食材の多い森である事に変わりはないが、ここ数年は村人が立ち入らない為、入り口付近でも随分と山菜は豊富だ。
あっと言う間にココの見つけた食材でグルメケースが埋まっていく。
けれど、一つだけ。
たった一度ではあったけれど、ココより早く見つけたキノコがあった。
小松が見つけ、小松が採取した。
グルメケースに入って一緒になっているが、この中にはちゃんと自分で採ったキノコも入っている。
それを思うと自然と笑みが浮かぶ。
やはり自分で狩るのは良い。
「・・ふふっ」
「?どうかした?」
「いいえ」
上機嫌で小松は答えた。
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