書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。
そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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時間ない方が更新する不思議・・・・
とりあえず、約束は比較的守る方です。
冬休みが早くなるかもしれなくて、冬コミ行けるーともろ手を挙げて喜んでたら、今になってまたいやいや、休みじゃなくなるかも、なんて事になってて、一体どっちなんだ!?とやきもきしてます。
休みが早くなると、正月明けも早くなるんだじぇ・・・・2日出勤て!実家帰れませんやん・・・
でもまぁ、実家か冬コミかのどっちかを選ぶなら、冬コミ行く方を選びますけどね★
以下はココマパロの続きです。
とりあえず、約束は比較的守る方です。
冬休みが早くなるかもしれなくて、冬コミ行けるーともろ手を挙げて喜んでたら、今になってまたいやいや、休みじゃなくなるかも、なんて事になってて、一体どっちなんだ!?とやきもきしてます。
休みが早くなると、正月明けも早くなるんだじぇ・・・・2日出勤て!実家帰れませんやん・・・
でもまぁ、実家か冬コミかのどっちかを選ぶなら、冬コミ行く方を選びますけどね★
以下はココマパロの続きです。
「ん…」
朝、目覚めてぼんやりと目を開ける。
目の前には相変わらずの端整な顔。
思えば隣にココがいて叫び声を上げる事も随分少なくなった。
離れて眠った筈なのに、朝起きるとどうしてもココが近くに居る。
いや、ココは変わらず大きなベッドの方で寝ているので、小松が移動しているのだろう。
今まで一人で寝ていた時にベッドから落ちなかったのが不思議なくらいの移動距離だ。
ココとの位置が入れ換わっている事もあり、ココを乗り越えてしまっているのかと思うと大変申し訳ない。
心配してくれているのか、ココの傍まで来るとそれ以上動かないよう、ココは抱きしめていてくれる。
拘束されると小松の動きは止まるらしいのだが・・・・
寝苦しくないかと聞かれた事もあるが、むしろ目覚めは気持ちが良いものだった。
もしかして、小松の吸血鬼としての本能が人を・・・いや、人の血を求めてしまう結果なのか。
無意識にココに寄っていくのをどうする事も出来ず、今朝も小松はココの腕の中で目が覚めた。
本当にベッドを二つにしてもらった意味がない。
おはようございます、と声をかけようとして、口を開いたまま思い止まる。
隣にココがいるのはいつものこと。
けれど小松が目覚めると今までは必ずココの優しげな瞳を見ることが出来た。
今はその瞳は閉じられたまま。
まだ寝ているのかもしれないと言う結論に達するまで随分時間が必要だった。
ココと出会った時から、ココが寝ているのを小松は一度しか見たことが無かったのだ。
初めてココの朝食の準備の為にキッチンへ向かった時だ。
実際は小松が気付いていないだけでココはあの時起きていたのだが。
滅多に見れないココの寝顔を眺める。
あの時はこんな風に近くで眺める事はなかった。
キスをする時に閉じてもらった事もあるが、そのときも気が動転してゆっくり眺めるなんて出来なかった。
でも、今は眺めたい放題眺められる。
長い睫毛。
ココは瞳を閉じていても見目麗しいのは変わらない。
バランス良く整った顔立ち。
普段少しばかり陰りを帯びた目が閉じられていれば、彫りの深さが際立ち随分ワイルドな印象に変わる。
吸い込まれるように目を奪われるのは第一にはその瞳だが、そうでなければ意外と普段は気付かなかったがっしりした骨格や短いが太い眉、思った以上に長い揉み上げや襟首の跳ねた髪に男らしさを感じる。
しかし普段見慣れない部位に目が行ったとしても、ココの株は上がる一方。
どこをとっても人に劣るような個性は見当たらない。
そんな事を考えながら暫く伺い見るも、閉じられた瞳はピクリともしない。
規則正しい寝息を繰り返すだけだ。
昨日も戻ってくるのは遅かったからなぁ、と思いながら小松はココを見る。
最近ココは出掛ける事が多いようだ。
ようだ、と推測になってしまうのはココが出掛けるのはたいてい小松が宿の方に行く夕方や、小松に食事を与えた後の夜の時間帯が多いからだ。
元々朝も散歩に出たり昼間も告解室などなければ村を出歩いては村人を騒がしている困った神父様だが、夜遊びするような場所はこの村にはない。
そんな夜も更けた時間帯に長時間の散歩もない気がするのだが。
しかし小松の働く村唯一の酒場に来た事もない。
以前は小松の監視という意味もあっただろうが、あまり教会をあけることは無かったように思う。
こんなに出歩くようになったのは…ふと小松は思い立つ。
トリコが来てからかもしれない。トリコが去ってからもう暫く経つはずだが…
トリコとの間に何かあるのだろうか?
夢魔に捉われた人間は逢瀬の為に夜中出歩く事が多くなるとも言うが…
「まかさね…」
ココはトリコに捉われているようには見えなかったし、何よりトリコは夢魔には見えない。
というかハンターが仲間を狩ることもないだろうし、そもそも仲間を狩る職業になる訳がないだろう。
むしろ自分が疑われていたとも知らず、小松は声を殺して笑った。
「ん…」
笑い声が漏れてしまったのだろうか?
もしかしたら身体の震えが伝わったのかもしれない。
ココが声を上げる。
小松は時計を見た。
そろそろ起きだしている時間だ。
起こしても問題ないだろう。
「おはようございます、ココさん」
ココもびっくりして跳ね起きたり叫んだりするだろうか?
少しの悪戯心と共に小松は未だ覚めやらぬココの瞳をそっと覗き込んだ。
多分いつもココが小松を覗き込んで心臓に悪いことをするのも同じような気持ちなんだろう。
うっすらとココが目を開く。
「…小松、くん?」
ため息のような吐息と共に問われる。
少し擦れた声が色っぽい。
覗き込んだ小松の方が顔を赤らめてしまった。
「あ、あの、水飲みますか?喉乾いてません?」
普段隙のないココばかり見ているから心臓に悪い。
思わず顔を逸らして話題を探す。
「喉…あぁ、そう言えば…」
結局どっちが先に起きても居たたまれないのは小松の方だなんてズルい。
「ボク、水持って…えっ?」
慌ててベッドを降りようとすれば、ふわっと身体が浮いた。
いや、ココに後ろから抱え上げられた。
そのままベッドに押しつけられる。
ココの顔が近くて思わず視線を逃した。
「昨日は十分時間を取れなくてごめんね。喉が乾いたんだろう…?」
「え、いや、ボクは…んぅっ?!」
有無を言わさず口付けられた。
「ふがっ…んーっ!んーっ!んぶっ…」
じたばた暴れてもココの身体が揺らぐことはない。
むしろその唇すらタコのようにくっついて、離そうとしてもちっとも離れてくれない。
ぬぷりと舌が入り込む。
「ぁふっ…」
口蓋の敏感な所を舐められて小松は視界が霞んできた。
こんなに簡単に小松の気持ち良い場所を探り当て、抵抗も封じてしまう。
先ほど笑いながら思った事は冗談だが、むしろココが夢魔なのではないかと聞かれれば信じてしまいそうだ。
確かに昨夜は十分にキスをしていない。
けれど数日前に別の形での補給はしてもらったから小松は大丈夫なのに。
そんな事を言う暇すら与えてくれないココが次第に重くなってくる。
「んっ…くはぁっ!ココさん?!」
「続きは…10分後にね」
パタリ、とそれっきりココは動かなくなった。
混乱する小松をよそに聞こえてきたのは静かな吐息…いや、寝息?
まさか、と思えど小松の身動ぎでココは起きる様子がない。
「ココ、さん・・・?」
そっと伺い見るが、ココからの反応はなかった。
あんなに普通に話していたのにもかかわらず、寝ぼけていたのか。
確かに後10分くらい寝過ごした所で特に問題はない。
ただし、ココにとっては。
「えー・・・・・」
ココの腕の下から逃れられず、半端に高ぶった身体を持て余した小松には、随分と長い10分だった。
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