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書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。 そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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足が棒のようです・・・・
丸二日ヒールで(それがそもそもの間違いだ!)開園時間から閉演時間まで遊びまくったので、今でも膝から下が自分のものじゃないような違和感があります。
遊びすぎてせっかく取ったホテルのデラックスルームも活用しきれなかった気がします。
寝に帰っただけ・・・もっとのんびりお風呂に浸かりたかったよー!
でもめっちゃ楽しかった!
クリスマスの時期にも行きたいです!

以下はココマパロの続きです。
ほんのり大人向けの表現を含みますので注意してください。


「ココさん…」
今は小松の頭を握り潰さないように、そして小松の向かってくる力に負けないように絶妙な力加減を発揮して小松を抑えているが、それも何時までももたないだろう。
「クソッ…後悔するなよ…!」
ココは珍しく汚い言葉を吐く。
小松の吸血衝動が僅かに落ち着いているのを確認し、尚も小松の視界を片手で塞いだまま、空いた片手で自分のズボンの前立てを寛げた。
取り出したものを掴み、擦り上げる。
これをよもや人の為にするとは思ってなかったが、久しぶりの行為故か、そう時間をかけずともそれは硬度を持ち出した。

あまり時間はかけたくない。
戦闘後の異様に高ぶった狂暴な気分を落ち着ける時を思い出す。
そんな時はたいてい一度抜いてしまえば理性が戻ってくるものだ。
時間を掛けずに的確に。
何度かした事はある。

「あ、の…ココさん…?」
急に黙り込んだココに恐る恐る声をかける。
「っ…!小松、くんっ!口開け、て!」
ココは小松を押さえ付けるように下を向かせた。
「あっ!はいっ!」
条件反射でパカリと開けられた口内に向かってココは高めた欲望を放つ。
「っ、飲んでっ!」
「んんっ!?」
言われるがままに飛び込んできたものを飲み込んだ小松が何かを認識する前にココはテーブルに置いてあった冷めた紅茶を小松に突き出した。
「飲んでっ!」
既に小松を押さえ付ける手は離されている。
目の前に差し出されたティーカップに口をつける。

「あの、ココさん、今の…」
「いいから、全部飲んで!」
口の中に残る苦味は、決して紅茶が渋かったからではない。
とろとろとこびり付く様なねっとりとした舌触りは、紅茶に砂糖を入れ過ぎたなんて理由でもない。
ココの入れる紅茶は冷めていても美味しい。
言われるがままに、小松は紅茶を飲んだ。

 


発作的な吸血衝動はココに目を覆われている間にある程度は落ち着いてはいたが、今はそれ以上に血色も良くなっている。
何より襲いかかってくるような事もなく、普通に話せているようだ。
チラリと横目で確認したココは、そのままそっぽを向いた。

言われた通り、小松は紅茶を飲み干したようだ。
「あっわっ!」

ガッ!
ドテッ

「え?」
振り向くと小松が椅子の脚に躓いて無様に転んでいた。

「大丈夫かい・・・?」
思わず小松に手を伸ばす。

だがその手が見えていないのだろうか?
そもそも手を差し伸べられたとも思ってないかもしれない。

小松はそっと手の内を覗き込み。
「えぇ。ティーカップは割れずに済みました」
見当違いな返事をしてくる。

ココはそんな心配をした訳じゃない。
「わわっ」
小松の身体を助け起してやると、ココは小松の為に部屋の明かりを付けた。

「それでココさん、さっきのことですけど・・・」
「・・・・何」
何と答えてはいるが、完全に回答を拒否している。
こっちを向いてすらくれない。
そしてそれ以上にいつも余裕を漂わせて小松をフォローしてくれる普段のココらしくない。

ぷぅ、と小松は頬を膨らませた。
「ココさんっ!人とお話する時は、ちゃんと相手の顔を見ましょう!」

当たり前と言えば当たり前の事を言われたが、当たり前でない事をした直後に小松に合わせる顔をココは持ち合わせていない。
そっぽを向いたままのココは、耳までほんのりと赤くなっている。

「ボク、ココさんに助けていただいたんですよね?」
「・・・・」
「いつもありがとうございます」
ぺこりと小松はココが見ていないにも関わらず、丁寧に頭を下げた。
やはりココからの反応はない。
それでも小松は言葉を続けた。

「またお腹が減ったら、さっきのを貰っても良いですか?」
バッ!
音がしそうな勢いでココが振り返った。
「小松くんっ!さっきのが何なのか分かって言ってるのかい!?」

「わ、分かってる、つもり、です、けど・・・」
ココの勢いに押され、たどたどしく答える。
ココの顔は未だに赤くて、そんなココを見ていると小松の方まで頬が熱を持ってきてしまった。

「だって、ボクのご飯なんですよね・・・?血を飲む意外の方法で、唾液じゃ足りないなら、その、時々精液で補えば・・・」
口のするのも恥ずかしい。
だんだんとココの顔を見れずに俯いてしまう。
しかし必要であるなら、やはり欲しい。
厚かましい願いだと分かってはいるものの、それで血液を摂取せずに済むのであれば、小松は出来うる限りの手段を講じたかった。

「・・・小松くん」
じゅわっと音がしそうなほど熱い小松の頬に、ココの手がかかる。
つ、と小松に上を向かせると、ココは自ら視線を合わせた。

本当はココだって恥ずかしかった。
緊急の措置だけのつもりだった。
咄嗟にそれ以外を思い浮かばなかったのだ。

だが、血液を摂取するのが嫌だという小松の気持ちも痛いほど分かる。
一般的ではない性癖であっても、それは“人間”のする行為の一環で、吸血になるとそこから脱してしまう。

協力すると言ったのはココだ。
小松にはココ以外に頼れる人間はいない。
ココが断れば、それだけで小松には選択肢がなくなるのだ。
自分が人外になっていく感覚に怯えるより、恥ずかしくてもそちらの方が良いというのなら。

「君が後悔しないと言うなら、それで良いよ」
「本当ですかっ!?」
もっと悩むかと思ったが、キラキラと目を輝かせて嬉しそうに即答する小松に、ココの方が戸惑った。

本当に分かっているのかい?と確認したくなる。
しかし何度も確認するのも野暮な気がする。
そして自分ばかりが戸惑っているような気がするのが気に食わない。

ココは頭を振ると、改めて紅茶を入れなおす為に席を立った。
キッチンへ向かったココは、小松が本当は脳が煮えそうなくらい動揺している事に気づかなかった。

 

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プロフィール
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波竹 きみる
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性別:
非公開
自己紹介:
年齢 :トリコより上
身長 :小松より下
性別 :リンと同じ
星座 :ココと同じ
血液型:サニーと同じ
視力 :ゼブラと同じ
足のサイズ:節乃と同じ

トリコより上で小松より下って何か凄くね?と独りでテンション上げてる可哀そうな大人
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