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インテお疲れ様でしたー。
結局大阪に行っちゃいました。
行って良かった!
大阪トリコ多!
冬コミで一通り買った筈なのに、同じくらい買いました!
ていうか、チケット使わずのんびり一般参加だったんですが、冬コミより待ち時間が長かった(汗)
あれ?
なんで?
チケット貰ってサクサク買いものした方が良かったのかしらん?
と思うくらいでしたが。
睡眠を取ったけど、売り切れとかほとんどなかったように思います・・・ていうか無かったと思いこみます!
雑貨を見てたら人が多すぎて疲れて、お友達のサークルに顔を出す前に力尽きました・・・(オイ)
帰りにスケートして帰ろうぜ!とか別の子と言ってたんですが、疲れすぎてスケートとか無理ぃ・・・
そんなこんなで新年早々ココを見失いそうになりながら、ココマ更新デス。
『ココさん!ボクの彼氏になって下さい!』
緊張した声で告げられた言葉に、ココは思わず耳を疑った。
「え、えと?小松、くん?」
まさか自分の願望が聞かせた幻聴だろうか。
いや、そもそも自分の所に電話がかかってきた事からして妄想なのかもしれない。
『駄目・・・です、か・・・?・・・そうですよね・・・』
「いやいやいや!駄目じゃないよ!全然駄目じゃない!」
沈黙してしまったココに勝手に結論を出してしまいそうになる小松に慌てて答えた。
どうせならもう一度電話がかかってきたところからリプレイして小松の言葉を聞いて確認したいが、そうは言ってられない流れだ。
『ほっ・・・本当ですかっ・・・!?』
「あっ、あぁ、うん、勿論」
嬉しそうな小松の声に、益々テンパってしまう。
電話越しにも関わらず、さっきからココは首を振ったり手をふったりと一人忙しい。
『じゃあ、今週の日曜日、デート出来ますか!?』
「でででっデートッ!?」
予想外の言葉にココの頭は更に混乱した。
小松はそんな恋愛に積極的だっただろうか?
電話で告白、デート。
男ならその流れで期待しない方がおかしい。
夕食はそれなりのレストランを予約した方が良いだろうか?
その後はホテルのバーで少し飲んで、そのまま取っておいた部屋に・・・・
い、いや、初めてのデートでそれは期待し過ぎ?
いやいや、でも誘ってきたのは小松の方で、小松とて男なのだから、デートの先に行きつく場所も想像がつくだろう・・・
『・・・やっぱり・・・』
「いや!いいよ、日曜だっけ!?」
日曜に予定が入っていたかどうかを確認するより前にそんな言葉が飛び出て来た。
元より小松とのデートより優先するような用事など、ない!
『良かったぁ・・・あのっ、でも、びっくりしないで下さいね?』
「え、え?何が?」
あれ?これってドッキリ?
小松の言いまわしに急に不安になってくる。
やはりそんな都合の良い展開にはならないって事か?
『そのっ・・・ボクの服装とか・・・』
戸惑いながら答える小松に、ココはホッと息を吐いた。
「そんなの、全然大丈夫だよ。ボクは小松くんの私服がコックコートでもサファリルックでも全然問題ないさ」
ココは小松がどんな格好をしていても愛せる自信がある。
例え着ぐるみや裸エプロンでも・・・っていやいや!街中でそれは無いだろう。
『や、そんな仕事やハントじゃないですから!』
そうだ、小松も否定してる。
「・・・でも、ボクと二人だけのハントならそれもありかなぁ・・・?」
場違いに大草原や森の中で着ぐるみやエプロン姿の小松を想像してへらりとにやけてしまう。
『・・・?ココさん・・・?』
うっかり口に出してしまっていたようだ。
訝しげな声が聞こえてココはコホン、と咳払いをした。
そのくらいで去ってくれる煩悩ならありがたいのだが、相も変わらずココの中での妄想は飛躍的進化を遂げている。
待ち合わせの場所には、きっと可愛らしい格好でココの元に駆け寄ってくるに違いない。
―――ココさぁ~ん!
てててっと一目散に駆け寄りココの胸に飛び込んでくる小松。
当然ココは両手を広げてしっかり愛しい人を抱きかかえる。
―――ココさん、今日のボク、ちょっと違いませんか?
―――ん?いつもと変わらず可愛いよ?
服装もいつもと大きく違う事はない。
けれど小松はほんのりと頬を染めた。
―――パッと見は変化ないかもしれませんけど・・・今日、そのっ・・・勝負パンツ、なんです・・・
―――えっ?
―――ココさんの知らない、おニューの下着なんですよ
―――・・・それは興味あるな。恋人のボクが知らない下着ってどんなのを穿いてきたのかな?
小松を抱き上げたまま、ココはそっと小松のヒップラインをなぞった。
―――もうっ!ココさんのえっち!それは夜に確認してください
―――酷いなぁ、おあずけ?でも、じゃあ夜は期待して良いの?
―――・・・せっかく穿いてきたのに、そのまま帰さないで下さい・・・(///)
・・・なんてね!なんてね!!!
別に着ぐるみや裸エプロンじゃなく、いつもの服装でも十二分に可愛いよ!!
ぐっと携帯電話を持つのとは別の手で握りこぶしを作る。
『あの、ハントではなく街中の食事なんですが・・・無理そうですか?』
ハッ!
いけない、いけない。
ついうっかり自分の妄想にトリップするあまり、小松くんを置いてけぼりにするところだった。
「いや、大丈夫だよ。たまには街中で食事しながらデートなんてのも良いよね!」
冷静を装うとしたのに、語尾には変な力が入ってしまった。
街中で・・・ぶらつきながらのデートだろうか?
あ、でもそれならドレスコードのある、あまり格式高いレストランの予約は控えた方が良いのだろうか?
せっかくのデートプランで小松くんがタイをしていないから入店拒否なんて事態は御免だ。
しかしその時はスーツ一式を小松くんにプレゼントしても良いかもしれない・・・
「小松くんは行きたい所はあるのかい?」
『はい!前から行きたいと思ってたホテルのディナーコースがありまして・・・!』
おっと、流石小松くんだ。
僕が考える前に既にサーチ済みのようだ。
・・・あれ?
つまりはデートプランまで立てて告白→デートの予定確保。
しかもそれがホテルだなんて・・・・
うずうずとまた一度落ち着いていた筈の妄想が頭を擡げる。
小松も同じ事を期待しているのだろうか?
『じゃあ日曜日に!夕方5時に宜しくお願いします!』
「え?あ、うん!」
『それじゃあ!楽しみにしてますね!』
「う、うん」
電話が切れた後も、ココはしばらく突っ立ったまま放心していた。
え、これ何て棚牡丹?
今会ったのは現実なんだろうか?
慌てて携帯の着信履歴を確認する。
・・・大丈夫、ちゃんと小松からの着信がある。
夢じゃない。
「小松くんとデートかぁ・・・」
しかも小松からの誘いで、自らココに彼氏になってデートして欲しいと言ってきた。
勢いのまま頷いてしまったが、どうせデートなら、夕方からじゃなく、朝から出かけた方が良かったかもしれない。
でもまぁ時間は些細な事だ。
しかもあまり早い時間から遊びすぎると疲れてしまうかもしれない。
夕方から会ってゆっくり大人の付き合いをして・・・
事の運び次第では、今夜は寝かせないよとかそんな事に・・・
「・・・なんてね、ふふ・・・・」
日曜まで、ココはマトモに眠れそうにも無かった。