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今日のアニメのオマケ的な何か。
感想の最後に書いた自分の発言に、自分で萌えた結果です。
うん・・・いつも私、自給自足だし。
良くあることではあります。
ただ形にする能力に乏しいだけで。
流石にアニメネタバレ、大人向け、ティナメインではキツイだろう、とセーブ。
大人向けでは無くなっている、筈。
イベントのおかげでトリコマな私の脳みそは、アニメがココマなので、混ざってトリココマになりましたとさ。
「っあーーーー!!!」
有名な美食屋トリコとココの戦闘も、伝説のノッキングマスター次郎も、洞窟の砂浜も、特殊調理食材であるふぐ鯨の調理も、ふぐ鯨の実食も!
良い所は全て取り逃しているティナである。
美食屋は己の戦いを人に見せたがらない。
それは己の手の内を曝け出す事になり、持ち帰った稀少な食材を奪う盗賊に狙われやすくなるからだ。
そして、それをモノともしないツワモノは、そもそも一般人が立ち入れる場所でハントなぞ行わない。
だから洞窟の砂浜は、千載一遇のチャンスだったのだ。
小松がヘルメットを付けて海に入ってくれれば、稀少食材の繊細なノッキングの仕方を検証する事だってできたし、そのまま調理してくれれば、特殊調理食材の毒袋を取りだす所だって撮れた。
いや、せめて実食のところだけでも撮れていれば、きっとそれだけでスクープになった筈だ。
目の前で特大てんこもりスクープが目の前で失われていく・・・それも、ヤドカリの為に!
100歩譲って戦闘中はしょうがないとも言えるが、せっかくヘルメットがフグ鯨の方を向いていたのに、ヤドカリにたかられて肝心な場所が何一つ見れなかった。
とっくにゾンゲ達は去ってしまったし、その上何だかわからないモノが通り過ぎたと思えば、パソコンはザ―ザ―砂嵐。
カメラも映らなくなってしまった。
最後に見た画像は、皆でごちそうさまと手を合わせ、一息つくトリコとココ、そして小松のみ。
その中心にある葉っぱの上に刺身が乗っていたかと思うと、歯嚙みせずにはいられない。
いや、スクープを撮れなくても良い。
あの葉の上に一切れだけでもいい、ふぐ鯨が残っていて、それを持って帰ってきてもらえれば・・・・
・・・ハッ!?
じゅるりと垂れていた涎を拭う。
いけない、私はキャスターだ。
そう、キャスター。
「だからこそ、味わってその美味しさを全国に伝えたかったのにぃ~~~!」
まぁ、今更思っても後の祭り。
パソコンも原因不明のショートを起こしている。
結局何の記録も残らなかった訳だ。
ザ―サー・・・『リコ、さ・・・』
「んんっ!?」
ぼんやりと眺めていたパソコンに齧りつく。
相変わらずパソコンに映る映像はザ―ザ―と砂嵐だけ。
「ちょっと!根性見せなさいよ~!」
バシバシとその画面の淵を叩いた。
『んん?そう言えばココ、お前、フグ鯨のヒレ酒飲んでたよな?』
「きたーーー!」
声が戻っている。
まだヘルメットは砂浜に置かれたままなのか、声自体は遠いが、確かにさっきのはトリコの声だった。
『あぁ・・・』
『美味しかったですよね!ボク、もう身体がポカポカしてきて・・・』
『ココ、お前、酒飲めないんじゃなかったか・・・?』
『えぇっ!?そうなんですか!?めっちゃ普通に乾杯してましたけど!!ココさん、大丈夫ですか・・・?』
『小松、くん・・・』
『はい?あ、水飲みます?ボクのコップで良かったらこれに・・・・んぅっ!?』
ぴちゃっ
『ん゛ん゛ん゛ん゛~~~~!?』
くちゅっ・・・くちゅり・・
『んぁ・・・・はふ・・・』
『ココぉ!?お前、何やって・・・』
『もうトロトロだね、小松くん・・・』
『ふにゃ~・・・』
「え・・・?ちょっと・・・?」
相変わらず音声しか聞こえないパソコン。
何か良からぬ事を想像してしまい、思わず耳を疑った。
いやいや、流石にそれは無いだろう。
思うのに、更に耳を澄ませてしまう。
『ふぁ・・にゃ!?コ、ココさんっ!?』
『ん?』
『ん、じゃなくて!ちょ、何処触って・・・にゃあああああ~!!!』
『クス クス クス・・・可愛いv』
『おい、ココ・・・』
『なぁに?トリコも混ざる?』
『ふぇっ!?』
『あー・・・完っ璧酔ってやがるな・・・まぁ毒出てる訳じゃねーし、良いか』
『えええっ!?良くないですよぉ~!ってトリコさんっ!?と、トリんんぅぅうう~~~~!』
ブツッ
シーン・・・・・
それっきりパソコンからの音声は途切れた。
それこそ、何の前触れもなく唐突に。
パソコンが画像をとらえていたなら、音声が切れる少し前の瞬間、ココの顔がこちらを向いているのを映しだしていたであろうが。
「そんなトコで終わんないでよぉぉぉ~~~~!」
ガタガタとパソコンを揺らしたり叩いたりしても、画像も音声もうんともすんとも言わない。
それこそただのモノ言わぬ箱になってしまった。
「あーーー!特大気になるぅぅぅ~~~!!」
地団太を踏むティナに声をかけるものは居ない。
もうパソコンは砂嵐どころか、真っ暗な画面があるだけだ。
「くっ・・・!せめて出てきたトリコ達に話だけでもっ・・・!」
レポートするだけでも、と思うが、洞窟から出てきた三人の表情をみて、特に満足そうな顔で色気をビシバシ周囲に撒き散らしているココと、元気にフグ鯨を食べていたくせに、何故かくったりとしてココに抱えられている小松には視線をやれず、ティナはいくつかトリコに当たり障りのない質問をして終わる事になったのだった。