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いちゃつく様子はいくらでも見せてくれるのに、エロい小松くんを知って良いのはボクだけだよ!とのココの呪いがかかっているような気がします。
肝心なトコは見せてくれないんだ!
サニーは迂闊だからポロポロ見せてくれると思います。
でもいずれパロの方でだってエロいの書くんだから!と意気込みだけはそれなりにあるんですが。
それ以前に格好良いココにはどこにいったら会えますか?
原作ですか?そうですか・・・
・・・あのフェロモンを再現できる気がしない・・・orz
とりあえず別のココマをアップ。
まぁのんびりやります。
「ココさんってモデルみたいですねぇ~」
雑誌を見ながらふと小松が零した。
「・・・そうかい?」
まぁ、四天王一の優男と称されるココの事だ。
そう思う一般人も少なくはない。
体重百キロのモデルがいるかどうかは知らないが。
しかしそれはココだけを知っている場合、だ。
いや、他の美食屋を知っていても構わない。
ただ、四天王にはもっとその言葉に相応しいだろう人物がいる。
とても派手で、美しいものが好きで、性格も当然とばかりに周りを振り回す我儘っぷり。
本当のモデルはどうあれ、一般的なモデルのイメージに当てはまりそうなサニーを知っていて、それでも尚自分をモデルみたいだと言う言葉が出てくるのが信じられなかった。
「サニーの方が良く言われてると思うけどね」
「へ?・・・あぁ、そうか・・・そう言えばそうですかね・・・?」
言われて今気づきました、と言わんばかりの小松にココはますます首を傾げる。
サニーもココもモデルみたい、と思った訳ではないらしい。
「小松くんにとっては、ボクの方がモデルみたいなの?」
不思議に思って尋ねれば、小松は少し躊躇しつつも答えた。
「ファッション雑誌に載るモデルさんって季節は先取りするじゃないですか。つまりは夏場に冬物のコートを着て撮影したりするでしょう?
その時に汗をだらだらかけないので、モデルの人は汗を自在にコントロール出来るそうですよ。
首から上は絶対汗をかかない、とか。
そう思ったら毒腺を持つココさんのコントロールって汗腺と同じようなものかなって。
ほっといたら気付くと出ちゃったりするけど、ちゃんとコントロールで毒腺から毒が出るのを防げるって何だか凄くないですか!?」
「・・・・・・・・・・なんて言うか、目の付けどころが違うね」
普通の人は毒が出るという異常性だけに目がいきがちだが、小松はその毒腺について触れてくる。
生きるか死ぬかの状況で死に物狂いで覚えたコントロールだが、特殊な職業とは言え一般人の汗と同列にされるとは思ってもいなかった。
つまり、小松はココの毒を汗と同等のものと考えている。
汗は万人が分泌するもの。
毒は特殊で、人を害する。
そんな差は小松にはないのだ。
まぁ実際動揺や緊張で冷や汗が出る、という代わりにココは毒が出たりする。
万人が持つ汗腺であれココ特有の毒腺であれ、分泌腺である事に違いはないのだが・・・
「う~ん・・・心が広いと言うか危機感がないというか・・・」
「え!?駄目ですか!?」
「いや、そんな事はないよ。ただ、そんな視点から言われるとは思ってもみなかっただけで」
「言われ慣れてると思ってました」
確かに言われ慣れてはいる。
けれどそれは容姿や物腰など、上辺だけのココを見て言う場合だ。
まさかココの出す毒がモデルのようだと言われるとは思ってもみなかった。
中身を知っていて言う言葉・・・いや、中身しか見ないで言う言葉は、結論が同じであってもその実、内容は全然違う。
「小松くんが言うなら、モデルになるのも良いかもしれないね?」
くすり、とココは笑いながら告げた。
「・・・止めて下さい」
「え?どうして?ボクはモデルみたいなんだろう?」
勿論冗談だが、見られるのが小松限定であればモデルもやってみても良いかもしれない。
「・・・ます」
ぼそりと呟くと小松は開いた雑誌に顔を埋めてしまった。
「え、何?」
聞きとれず、小松の顔に耳を寄せる。
「今以上素敵になられたら困ります・・・・」
尚も雑誌に埋もれながら小松が言った。
小松は既に耳まで真っ赤だ。
「・・・ボクが素敵になれるんだとしたら、きっと小松くんが傍にいてくれるからだね」
それ以外はあり得ない。
ココ自身が知らない部分も、欠点だと思っていた部分も、小松の視点から見れば何でも美点になってしまう。
結局、今の台詞が例え容姿に関してのみ言われたのだとしても、小松に言われるのなら嬉しいのかもしれない。
なんだかんだと理由はつけたものの、そんな理由などなくても、ココは小松を好きなのだ。
「・・・褒め殺しですか・・・」
「褒め殺しは小松くんの方さ。ボクをそんなに喜ばせてどうするの?」
------期待しちゃうよ?
耳元で囁けば、小松の身体がぶるりと震えた。
これは本気で期待しても良いかもしれない・・・小松を見てそう思う。
赤く染まっているのは小松の頬だけではない。
小松が発する電磁波は、何より雄弁に語っている。
今はまだ昼間。
けれど時間は関係ない。
「・・・食べて良いよね?」
返答を待ちきれず、ココは丸まったままの小松を抱え上げた。
* * *
食べて良いよね?
答えは聞いてない!