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書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。 そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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ふおぉぉぉおお!
ココマアンソロ!待望のココマアンソロが来ましたよ!!
小松受アンソロ・サニコマアンソロ・トリコマアンソロときたなら次はココマアンソロですよねー!!
ココマのイチャイチャパラダイスが読める!めっちゃ楽しみ!
どうせならココマアンソロ赤と黒って(ポケ●ンか!)全年齢向けと大人向けとの二種販売とかでもいーのになーとも思いつつ(贅沢言うな)

ココマは小説でガッツリ読みたいです。
ぐるぐる思考するタイプのキャラは漫画だと動きなくてつまらないから小説の方が合うと思う。
逆に分かりやすいトリコと、思考回路の想像のつきにくい突飛なサニーは漫画の方が動きがあって楽しいかも。二人とも、悩んで行動できない・・・って事がなさそうだし。

でもそういうのって描き手次第で凄く素敵なココマ漫画になったり、チョー面白いトリコマ小説やサニコマ小説になっちゃうんだろうと思います。
自分は修行不足なのでなかなかに難しいですが。

オンリー終わっても5月には小松受けプチオンリーがあるしトリコマアンソロ出るし、10月もトリコプチオンリーあるしココマアンソロ出るしで楽しみがいっぱいです。
今年は夏コミ行けないかもなーなんて思ってたけど、五月と十月行ければ良いです!

テンション上がった勢いでココマSSアップ。
初めてちゃんとしたカップリングSSをアップした気がする・・・あれ?気のせい?

ついでにサーチにも登録してきちゃおうと思います。でも気持ちが落ち着いたら下げるかも?(チキン)


 

僅かな身じろぎを見て、思い人が起きた事を知る。
無理をさせただろうから出来るだけ優しくしたい。
そう思って未だぼんやり視線を彷徨わせている彼の視界に入れば、ぷいっとそっぽを向かれた。

「小松くん・・・?」
「毒・・・」
シーツに顔を埋めながらポツリと呟かれた一言に、身体が強張る。

まさか無意識の内に毒が出ていただろうか?と慌てて己の身体を確認したが、特にそんな様子もない。
寝具類にも滴った跡はなく、ココの感じる限りでは完璧に制御出来ている筈だった。
それくらいの自信がなければ、小松を抱く決心など付かなかっただろう。
だがそれは、あくまでココからみた話だ。

実際には出ていなかったとしても、いつ滲み出るとも知れない毒に怯えて行うセックスなど、精神的にも肉体的にも安心出来るものではないだろう。
通常の触れ合いだって注意を払わなければならない。
いや、小松には初対面の会話だけでも毒がにじみ出た事を知られている。
自分の知らない間に毒が出ていたとは思わないが、小松が出したと主張するなら、それは目に見えない毒が小松を苛んだのだろう。

「・・・どんな、毒を使ったんですか・・・?」
小松の言葉は断定的だ。
シーツのせいでくぐもってしまう声は、いつものようには響かない。
しかしココにとってはこれ以上ないほど胸に痛かった。

どんな、と言われても出した覚えのない毒には、どんな成分が含まれているかも分からない。
何度自問自答しても、制御は上手くいっていた筈なのだ。
「・・・小松くんは、どんな毒を使ったと思ったの・・・?」
何と応えて良いのか分からず、ココは小松に訊き返した。

何であっても毒は毒。
種類など関係ない。
それでもココは自分の行動の何が小松に毒と思わせたかが知りたかった。

ふ、とそこまで考えて自嘲気味に唇を歪める。
今更何をどう言い訳しても、小松の心は決まっている。
毒を出したか?と聞くのではなく、毒の種類を聞く事で既に毒を出したと決めつけてしまっているのがその証拠だ。
使っていない、との弁明を小松は求めていないのだ。

なのにまだその毒を出したと思われる行動を避けることで修復しようとしている。
毒を出すと思われて、更にもう一度同じ行為を出来る筈がない。
同じ事を二度も三度も許容出来ると思うには、ココは自分の体質を知った者の目を見慣れ過ぎていた。

「麻痺毒、とか・・・・」
もそ、とシーツに顔を埋めるだけではなく、小松は毛布を頭まですっぽり被ってココの視界から逃げる。
そんな様子に胸を痛めるも、ココはそれを止めることなど出来やしなかった。

「どこか動かなかったり感覚がない場所があるのかい?」
被った毛布の上から小松を撫でると、大げさなくらいビクッと身体を震わせた。
布越しの触れ合いすら怯えられている。
分かっていたが、そんな様子はココの傷を抉る。

もう傷つく心などないと思っていたココの心が生きているのだと教えてくれたのは小松だった。
喜びを教え、慈しみを教え、そして今、絶望を教えようとしている。

手を、離さなければならない。
小松の為にはそうした方が良いのは分かっていたが、己の手は未練がましく毛布の膨らみを撫でる。
小松の身体は其の都度、緊張にビクビクと震えていた。

「・・・・いえ・・・・そんな、事は・・・」
小松はどんな状況であれ、しっかり自分の主張をする人間だ。
ココの手に息を飲みながら、それでも小松は答えた。

「じゃあ、どうして・・・」
どうしてそんな悲しい事を言うの?と尋ねてしまえば、小松の最後通告が来ることは分かっていた。
触れあえるのは、これで最後。
そう思ったら居ても経ってもいられず、ココは衝動的に小松を抱き寄せた。

「うわぁっ!!!!」
バサリと毛布から顔を出し、正面からココと向き合う事となる。

その顔は恐怖に目を潤ませ、絶望に頬を紅潮させ、震える程の艶やかな電磁波を・・・
「・・・ん?小松くん?君、もしかして、照れてる・・・?」
現れた顔が予想外過ぎて、ココは思ったままを口にする。

同時に小松もココの悲痛に歪んだ顔を見て、ようやく己のしでかした事に気付いた。
「ちちちちちちちがうんですっ!だって、僕だって色々調べてきたのにっ!最初は痛いって言うから覚悟してきたのに、全然違うんですもんっ!」
最初のココの質問には顔で答え、必死に毒を疑った理由を捲し立てる。

「違う?何が?」
「で、ですからそのっ・・・い、痛くないっていうか気持ち良かったってうわあああああ!何言わせるんですか、ココさんっ!!」
じたばたと往生際悪く暴れだしたが、ココは小松を離さなかった。

むしろぎゅっと抱きしめ、首筋に顔を埋める。
ふっとため息をつけば、小松はぴたりと身体を硬直させた。

「いいかい、小松くん?麻痺毒って言うのは、痛覚だけじゃなく他の感覚を鈍らせる。
例えば肩を揉まれれば気持ち良いけど、過ぎる力で揉まれれば痛いだろう?
だからそんな毒を使ったなら、痛みもないけど気持ち良くもならなかったよ」
「・・・は、い・・・」
顔をあげて覗きこめば、真っ赤な顔をしたまま硬直する小松と目が合った。

「僕は毒なんて使わなかったよ?それを疑うどころか完璧に決めつけていたよね?」
「き、決めつけていたって言うか、それしか考えられなかったっていうか・・・・」

小松の中では絶対に痛い筈の行為だったのだ。
それがドロドロに溶かされるくらい気持ち良くて、何をされても最初から最後までただ気持ち良いだけで終わってしまった。
構えていた痛みなんて、どこにもなかった。
だからこそ、ココが何かしら特別な毒を使ったのだと結論づけたのだが。

「じゃあ小松くんは僕が下手だって思ってた訳?」
「だってっ!いくら上手でも全く痛みなんかなかっただなんて思わないでしょう!?」
「そうだね。上手い自覚なんて僕にはないしね」

だがココには見えすぎるくらい見える目がある。
例え顔に出ていなくても、発せられる電磁波で小松が痛い思いを少しでも感じているかどうかなど簡単に分かるのだ。
だから逸る気持ちを抑え、小松が気持ち良い事を与えられるだけ与えた。
最初だから優しくしたい。
次を嫌がられたくはない。
そんな気遣いだったのに。

「じゃあ小松くんは自分が思った以上に淫乱だったって事かな?」
少し意地悪い気持ちでそう言えば。
「違っ・・・・そ、そう、なんですか~~~・・・?」
へなへなと泣きそうな顔になりつつ、否定出来る要素がココの毒を除けばなかったようだ。

「痛くなくて残念?」
「そんな事ないですっ」
「だって小松くんは僕を、痛い思いをしてるのに無理やり繋がろうとする獣のような奴だって思っていたんだね?お望み通りにしてあげようか?」
「そ、そんなっ・・・・」
どさっ
小松をベッドに押し倒した。

小松の目は不安に揺れながらココを見つめている。
「ねぇ?」
「は、はい・・・」
「僕は、傷ついたな」
「うっ・・・すみません」
小松にも酷い言いがかりをつけた、との自覚はあるのだろう。

「あ、あのっ。ボク・・・」
おどおどしている小松を見ているだけでも楽しめるのだが、そろそろ仕返しにしても十分だろう。
「お詫びに、僕のお願い聞いてくれる?」
たっぷりと艶を含んだ声音で言えば、ぼしゅっと音がしそうなくらい小松の頬が茹った。

しかし恥ずかしくても、非があるのは小松の方。
拒否出来る筈などない。
「はいっ・・・!」
一体何を言われるのか、と戦々恐々としながらも覚悟を決めて答える。

「ありがとう。じゃあ君からのキスが欲しいな。それに、朝ごはんを作ってくれたら嬉しい」
「え・・・・」
「・・・駄目かい?」
伺うように覗きこむココの顔を、小松はマジマジと見つめた。
そこに嘘は見つけられず、ココがそれで許してくれるのだと知る。

「駄目じゃないですっ」
どんな無理難題を言われるのかと思いきや、とむしろ拍子抜けしつつ小松はココを引き寄せた。
ちゅっ、ちゅっと頬に唇を寄せ、唇を重ね合わせる。

「ふふっ・・・ごちそうさま」
こちらが恥ずかしくなるくらいの蕩けた顔でそう言うと、ココは上体を起こした。

こうなると我慢できなくなるのは小松の方だ。
物足りなくて思わずココの腕を掴む。
「あのっ!!」
「ん?なんだい?」

もうココは笑顔で、小松が最初に見たような辛そうな顔は微塵もしていない。
「朝食は作りますっ!でも、でもっ・・・」
「うん・・・?」
ココは小松の言葉を聞く為、立ち上がろうとしていた姿勢から、再び小松の横に座りなおした。

いつも小松を優先し、甘やかしてくれる優しいココ。
けれどそれすらも小松にとっては物足りなくて。

やっぱり自分は淫乱なのかもしれないと落ち込みそうにもなるが、きっとココなら受け止めてくれると信じて。
「今はっ!もっとボクに構って下さいっ!!」
そう言って小松はココの胸に飛び込んだ。

もちろん、ココに否やはなく。
小松を難なく受け止めると、ぎゅっと腕を回して抱きしめる。

「・・・良く出来ました」
そのままベッドに埋もれた小松は、そんな不穏な言葉に注意を払う事もなく、甘いひと時を過ごしたのだった。


 

おしまい。

  *  *  *

ココは確信犯です。
小松には優しいって思ってもらえるし、お願いしなくて小松からお誘いはあるしで一石二鳥ですね★


今までココマ表記あってもぶっちゃけココ+小松な勢いだったのにいきなり事後ですみません。
うだうだ悩んだり考えたりすれ違ったりしているのを書くのが好きなんですが、たまーにガッツリ甘いのや下ネタやエロを書きたくなったりもします。(お黙りなさい)

 

 

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プロフィール
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波竹 きみる
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性別:
非公開
自己紹介:
年齢 :トリコより上
身長 :小松より下
性別 :リンと同じ
星座 :ココと同じ
血液型:サニーと同じ
視力 :ゼブラと同じ
足のサイズ:節乃と同じ

トリコより上で小松より下って何か凄くね?と独りでテンション上げてる可哀そうな大人
カウンター
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