[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
月をまたいでしまいましたが、狡い男 後篇アップです。
大人向け表現を含みますので注意!
今回は高い買いものだったな!(笑)
次はみだら顔なココでもかいてもらうかな・・・
その前になんかリクエストしたような気もするけど・・・
「うっ…あ…」
ココは手を使わないと言ったが、服を脱がさないとは言わなかった。
手は小松に押さえられたまま、小松の腹に顔を埋め、器用に歯と唇を使って残ったボタンを外してしまう。
中にシャツを着ていたが、それも裾を噛んで捲り上げられる。
「あ…」
ヒヤリとした空気に曝され、小松は身体を震わせた。
ココに見られているのが堪らなく恥ずかしい。
いっそ我を忘れる程の快楽に溺れてしまえば、なんて思ってしまうが、ココは眺めるばかりで手を…ではない、キスをしてきてくれない。
「可愛いね、小松くん」
そんな風に言われて余計に羞恥が勝り、思わず手でシャツを引き下ろした。
「あ、わっ…」
瞬間、そろりと腰に掌をあてられる。
「いいの?小松くん」
意図を持って動き回る掌を慌てて掴んだ。
「だってココさんっ…何にもしてこないしっ…」
男の胸など見て楽しいものでもなんでもない。
だから見られて恥ずかしく思うこともない筈なのに、あまりにやらしい目でじっと見つめられると胸がドキドキしてどんどん居たたまれない気持ちになってきてしまうのだ。
「して欲しかったの?」
「…っ!」
言われてかぁっと頬を赤らめた。
違う、との意味を込めてぎゅっとココの手を握るが、咄嗟に言葉が出てこない。
一呼吸置いて口を開けば、言葉を封じるようにココに口を塞がれた。
「んっ…」
「ふふ…聞いてあげないよ?」
「ええっ?!」
チュッと音を立ててキスすると、ココは再び小松のシャツを唇で挟み、捲った。
「小松くんのココ、凄く美味しそう…」
うっとりと蕩けるような口調で言うと、ココは今度こそほんのりと色付いた乳輪を咥えた。
「ふぁっ…」
キュッと吸われて背がしなる。
「ほら、堅くなった…」
ピンと立ち上がり敏感になったその先端を舌先で突く。
「んにゃあっ…」
ココに覆いかぶさられているので、ろくな抵抗も出来ない。
「身悶える小松くんって色っぽいんだね。初めて知ったよ」
その上でココは更に小松の羞恥を煽ってくる。
咄嗟に抵抗を止めた小松の反対側の乳首にココはそっと歯を立てた。
「はあぁっ…ぅんっ!」
舐められるのとは違う、ビリリッと痺れるような刺激に喉を仰け反らす。
その曝された喉元にもココはやんわりと噛み付いた。
首筋を舌でたどり、耳元に吐息を吹き掛ける。
「もっと食べて良い?」
疑問形のそれはもはや確定事項。
良いとも悪いとも言えず、小松はただココの手を握り返すのが精一杯だった。
きっと否定したところで、聞いてくれないのは目に見えているのだけれども。
「ぅっ…うんっ…」
胸の中央を通り、臍をぐりぐりと抉られる。
ココの舌が通った軌跡が冷えて体温を奪っていくのにすら小松は身悶えた。
ブツ
鈍い音に目をやれば、これまたココが器用にベルトを外している。
「ええっ…し、下も…?!」
ズボンのボタンを外し、ジジジッとファスナーまで下げられた。
手を捕まえているのは果たして小松の方なのか?
逆に自分の方が抵抗出来ないように押さえられているような気になってくる。
なすがままズボンまで下げられてしまった。
柔らかい素材のチノパンではなく、ジーンズでも穿いてくれば良かったかもしれない。
するすると足を滑る布の感触に、小松は思わず膝を擦り合わせた。
「勿論。だって、ココにもキスしたいから…」
やわらかそうな太ももにかぷりと噛み付く。
普段日の光を浴びない場所は、ココに触れられて簡単に色付いた。
「膝小僧も可愛い」
チュッと膝にキスをして、脛やふくらはぎを縦横無尽に舌がはい回る。
「あっ…汚いっ…!」
言い切る前に足の指を口に含まれた。
一本一本丁寧になぶられ、指の股まで舌が這う。
「汚くなんかないよ。だってココも小松くんの一部だもの」
足の甲にもキスされた。
様々な場所に唇で触れられたが、ココは肝心な場所には触れてくれない。
最初から興味はないのか、ズボンも靴下も脱がせられたのに、下着だけはつけたままだ。
しかし小松の下着は熱を持って膨らみ、一部ははしたなく濡れてしまっている。
ココの愛情を疑っている訳ではない。
だがやはりココも男。
同じ男を相手にしていると目の当たりにすれば萎えてしまうと危惧しているからこその一線かもしれない。
熱に浮かされながらも頭の片隅で思う。
けれど小松はもう引き返せないところまできてしまっている。
ココの色香に、声に、仕草にもう煽られっ放しだ。
「あっ!」
唐突な刺激に叫びそうになり、思わず口を両手で覆った。
見れば敏感になってしまった乳首に再び歯を立てられている。
「こんな時に何か別の事を考えてる?妬けちゃうな」
「あっ、あのっ、ココさんっ…」
再び自由になったココの指が小松の下着の縁にかかり、クルクルと捻っている。
布が擦れて中に収まっている筈のモノが膨らみ、更にキツくなってしまう。
意地悪なココの指に小松はまた身体を震わせた。
既に小松はそんな僅かな刺激さえ辛くなる程に下着の中を濡れさせてしまっている。
ココが触れてくれないなら自分が触れるしかない。
けれどココの目の前でそんなはしたない事が出来る筈もなく、小松は早くキスが終わることだけを願った。
「何だい?それより小松くん、ココ、濡れてるよ?」
散々焦らしたのはココの癖に、今気付いたとばかりにひたりとココの掌が小松の膨らみを包み込むようにあてられる。
「あっ…!」
慌ててココの手を押さえるが、それが返ってココの手を自分の股間に押しつけるような形になってしまった。
「ふぁっ…!」
ぎゅっと身体を縮めるが、むしろ腰はもっと触って欲しいとばかりに蠢いてしまう。
グチュ グチュ
濡れた下着が音を立てるのが恥ずかしくて居たたまれない。
上から揉み込まれると、それだけで達しそう。
「はっ…はぁっ…ココ、さっ」
耐えるのにもう精一杯。
「も、触らないでっ…!」
じゃないと…じゃないと、もう…っ!
「でももうココ、こんなだよ?」
「わっ!」
小松に抑えられていない空いた手で何の躊躇もなく下着を下ろされて小松は思わずココの手を払って足を閉じた。
「隠さないで?」
「だって…」
小松が何を不安に思っているかなんて、ココは知っている。
そしてそれは、全て杞憂だと言うことも。
「小松くんの全てが見たいんだ」
抵抗する足を割り開き、身体を滑り込ませる。
片足を肩にかければ小松の恥ずかしい場所は丸見えだ。
…必死で隠すその手がなければ。
「みっ…見ちゃダメですっ…!」
「じゃあ目隠しでもする?…小松くんのその手で」
往生際悪く隠し続ける小松に笑顔で告げるココは相当人が悪い。
卑猥な体液で濡れてしまった手をココに向けるなど出来る筈が無い。
ぷるぷると首を振ると、後がどうして良いか判らず戸惑っている。
「それに、ボクの手を捕まえてなくていいの?」
ココは手を小松の膝裏に当てるとぐっと高く持ち上げた。
手で隠している部分どころか尻まで丸見えだ。
「わぁー!だめだめ駄目ですぅぅー!」
慌ててその手を掴み取る。
掴み取った筈なのに、ココの手は小松の膝から離れていかなかった
「ん。美味しそうな果実が出てきた」
立ち上がって震えるペニスを見たココがチロっと舌を出して唇を舐める。
さながら最高の獲物を見つけた猛獣の舌なめずりのようで、小松はぎゅっと目をつぶった。
「じゃあそのまま捕まえていてね?いただきます」
「こっココさんっ!本当に…?」
まさかそのまま身を屈めるとは思わず、ぎゅうぎゅうとココの手を引っ張る。
しかしココの手は小松の膝を押さえたまま些かも動く事が無い。
代わりにゆっくりと顔が近付く。
「大丈夫だよ?キスしかしないって約束したじゃない」
安心させるように唇に触れ合うだけのキスを送られるが、小松は何が大丈夫なのかさっぱり分からない。
そもそも服を脱がされるだなんて事から思ってもみなかったのだから。
「でっでもっ…」
「ココにも、キスしたいな…」
それは最早キスではない。
そう言い掛けて息を飲んだ。
「ひぅっ!」
ぺちゃり
舌を伸ばして先端から零れ落ちるカウパーを舐め上げる。
更に零れ出す蜜を逃さないとばかりに先端に吸い付いた。
「ふぁっ…あっ、あ…」
ぬめる舌が縦横無尽にはい回る。
ツツ、と裏筋を辿ったかと思えば、カリ首をぐりぐりと捏ねるように執拗に刺激する。
幹の部分を唇でやわやわと食んで、仕舞にはかぷりと先端から根元まですっぽり覆われてしまった。
「やっ、ダメっ、もうっ…!」
手を振り払おうと思っても、いつの間にか膝ごとココに押さえられて動かない。
ココの顔を退けるどころか根元を押さえて我慢する事も、声を抑える事すら叶わない。
元々限界に近かったのだ。
こんな風にココに弄られ我慢出来る筈が無い。
感じる度にピンッと足が突っ張る。
「あああーっ!」
ヂュウッと吸われて耐える間もなく小松は絶頂を迎えた。
「ふぇっ…」
「泣かないで、小松くん…凄く、可愛かった」
ちゅ、ちゅ、とこめかみに優しくキスを送る。
じわりと滲んだ涙も唇でそっと拭った。
「かわいい…?」
「うん…それに、小松くんに沢山キス出来た」
それでもまだまだし足り無いけど…と額へ、頬へキスは止むこともない。
足りないどころか充分過ぎるくらいだ。
もう小松の身体でココがキスしていない場所なんてない程全身を愛撫されてしまった。
あそこまでされて、いっそ最後までしたって変わらないんじゃないかというくらい恥ずかしい思いだった。
満足そうに笑うココの顔を見ていれば、恨み言の一つも言いたくなる。
「だいたいっココさんは狡いんですよっ!ボクばっかり脱がされてますしっ、ボクばっかり恥ずかしい思いをしているような気がしますっ」
キスと言う名目で行われたものだが、あんなの明らかにキスじゃない。
なのにココは一糸乱れぬ姿と言うのは何だか悔しい。
「じゃあ次はボクも脱ごうか?」
「うっ…」
しかしそう言われると次こそ最後までしちゃうんだろうな、と言う覚悟も必要になってくるだろう。
「それとも、小松くんがボクに同じ事してくれる?」
「なっ…」
恋人同士であるからには、いずれ通る道かもしれない。
けれどどちらも考えるには小松の脳はまだついていけてなかった。
真っ赤になって口を噤む小松を見て楽しんでいる。
未だ覚悟が決まってない様子の小松をからかって、随分意地が悪い。
けれどもそんな意地悪は、友人であった時のココは決して見せてくれなかった。
小松がココと付き合うようになって初めて知ったもの。
だからこそ全てを大事に受けとめたいと思ってしまう小松は、相当ココに参ってしまっている。
「わっ、分かりました!次は覚悟しといて下さいねっ」
まだ照れが先に来てしまい、ココの目を真正面から見つめることは出来ないけれど。
いずれ来る未来は既に小松自身も受け入れている。
そんな色良い返事が返ってくるとは思っていなかったのだろう。
一瞬目を見開いたココは、次の瞬間がばっと勢い良く小松を抱き込んだ。
「小松くん、大好きだよっ!」
優しいだけでも、毒舌なだけでもない。
狡くて意地悪で可愛い恋人を、やはり愛おしく思って小松はココを抱き返した。