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スパコミに行くお友達が前日からお泊りに来るんですが、晩御飯何食べたい?って聞いたら肉!って・・・
しばらくいらないやってくらい食べたばっかだよ!
まぁしゃぶしゃぶだったから、焼き肉でも行くかな・・・
今度は量より質でいこうと思います。
だって私が沢山食べれる自信がないからな!
一日目は売り子です。
イヤンなチェーンメールの影響もあるんですが、それでなくても春のインテで後悔したので次売る時はちゃんと確認するぞ!
確認出来ない時は売らないぞ!と意気込んでます。
拍手ぱちぱちありがとうございます。
反応早っ!
やっぱり皆ココ不足なんですね!
あー本誌でココとサニーが出てこないかな・・・小松抱きしめてくれないかな・・・
むしろこの登場と抱きしめはワンセットだと思ってる!
以下はWJネタばれを含むむねつ造SSです。
だからココ不足なんだってば!
「・・・ココさんっ!?」
癒しの国、ライフ。
リムジンクラゲで苦もなく付いたそこに居て小松を迎えたのはココだった。
「やぁ、小松くん。随分長い旅だったね」
そう言ってココは小松を抱き上げた。
満身創痍のメンツを見ても、片腕のトリコを見ても、ココの視界にはほぼ小松以外は入ってないようだった。
ただ、マッチや滝丸、そして何より鉄平を見る目は一瞬、やけに鋭い。
「!?」
「・・・!?」
「おー怖っ」
ぞわりとした何かが背筋を撫で混乱するマッチと滝丸。
鉄平だけはへらりとした表情を崩さないまま、そっと両手を上げた。
「じゃあな、小松くん。俺は師匠を探す」
「あ、はい。今までありがとうございました」
ぺこり、と鉄平に向けて小松が頭を下げれば、鉄平への殺気が一段と増した。
ここは早々に退散した方が良さそうだ。
「わしも後で与作に挨拶に行くじょ」
「・・・」
セツ婆の言葉に黙秘を通そうとした鉄平だが。
「くらぁっ!返事せんかっ!」
「へぇ~い・・・伝えておきます」
節乃の言葉で素直に折れた。
「さぁ、他の者はわしについておいで。まずはそこの3人を何とかしないとな」
まだ意識が回復しない三人は、かなり危険な状態を彷徨っている。
マッチが部下二人を、トリコが残りの一人を支え、滝丸が何とか一人で歩きだす。
全身を包帯で巻かれた滝丸は、食事で多少の回復を見せたものの、トリコのようにグルメ細胞を持っている訳ではない。
道の小石や小さな段差にさえ躓き、それでも自分は一人でも歩けるのだから、と皆の負担にならないよう痛みを堪えているようだ。
こんな時、小松は自分にもっと上背や力があったら良いのに、と思わずにはいられない。
戦いに参加したいとは思わないものの、誰かを支える為の力くらいは欲しい。
小松では、滝丸に肩を貸す事も出来ないのだ。
その時、すっと滝丸に手を貸す姿があった。
「大丈夫かい?」
「あ、すみません・・・」
スマートに滝丸の腕を取り、自分の肩にかける。
「歩けるかい?」
「ええ・・・大丈夫です。本当にありがとうございます」
滝丸はココに礼を言った。
誰にも優しく、親切で物腰が柔らかいココ。
「・・・どうしたの、小松くん?」
そんなココだからこそ、足を止めてしまった小松にも振り返ってくれる。
「あ、いえ・・・」
「さぁ、遅れない内に行こう」
滝丸を支えるのとは別の手を小松に向かって差し出してくれた。
「はいっ」
けれど小松はその手を取らず、ココの横に並んだ。
ココの手は、今は滝丸を支える為に使われるべきだ。
無傷で問題がない小松に差し伸べられるには過ぎた手だった。
「ココさんはどうしてここにいらっしゃったんですか?」
ココの家はグルメフォーチュン。
ライフとは随分離れている。
「そんなの、決まってるよ。ここは癒しの国ライフ。癒されに来たんだ。仕事で疲れるとたまにはリフレッシュが必要でね」
こんなタフな人が疲れるなんて事があるのだろうか?とも思うが、以前グルメフォーチュンでココに群がる女性を見ている小松は納得した。
肉体的にではなく、精神的に癒しが必要な状態なのだろう。
もしかしたらちょくちょく訪れていたのかもしれない。
「すみません、せっかくのリフレッシュ休暇に手を煩わせてしまって・・・」
滝丸が殊勝に謝る。
「いや、ついでだから気にしないで」
「?」
何のついでなのだろう?滝丸には分からない。
「ボク、ライフに来るのは初めてなんです!」
「そうなの?じゃあ皆を運び終わったら、ボクと一緒に少し回ろうか?」
「本当ですかっ!?・・・あ、でもボク、やらなきゃいけない事があるので・・・」
「うん、だから少しだけ。せっかく初めての国に来たんだから、何もしないで帰る手はないだろう?案内があった方が効率よく回れるから時間の短縮にもなるよ」
「うーっうーっ・・・・そ、その・・・本当に少しだけ・・・なら・・・」
小松はそっと滝丸を伺い見た。
ココの言葉はとても嬉しいが、戦いで傷を負った者を放って自分だけ楽しい思いをするというのが小松には後ろめたいのだろう。
「小松くん。ボクたちの事は気にしないでください」
そんな様子が手に取るように分かり、滝丸は小松に向けて笑いかけた。
スープは完成して欲しいが、少しの観光をも惜しむ事はあるまい。
どうせ皆の傷の回復には時間がかかる。
「それにしても運が良いね。トリコが腕を無くすくらいの戦闘があって、君だけ無傷なんて」
「あはは・・・本当に。皆さんのおかげです」
あの吹雪の中、歩いていくだけで何度も死にそうな思いをした。
けれどそれでもトリコの、滝丸やマッチの助けで何とか生きながらえている。
「小松くん」
ピタリ
唐突にココは足を止めて小松を凝視した。
「はい?」
ジッと見つめられて、なんだか居心地が悪くなる。
そっとココの手が小松の頬に延ばされた。
手のひらが頬に添えられ、長い指がそっと耳の方に向かって滑っていく。
「ひゃっ!」
耳の穴に指が進入し、びくっと肩を竦ませた。
すぐにココの手は離れて行ったが、ココ自身の厳しい表情は変わらない。
ココは自分の手をじっと見つめていた。
いや、その指先に付いた茶色い塊を。
「・・・小松くん、もしかして頭を打ったかい?」
「え、そうなんですか?」
ココの言葉を聞いて滝丸も驚く。
指先に付着していたのは、固まった血液。
拭いたと思ったがほんの少し、耳に流れ込んだ分が拭いきれていなかったらしい。
「えっと・・・どうだったでしょう・・・?GTロボに襲われて倒れた時に打ったかも・・・?」
「GTロボ!?」
益々ココの顔が険しくなった。
「あっでもGTロボって言ってもココさんが戦ったみたいな大きなのじゃなくて、こう、蠅より小さいミクロ型の・・・」
「そんな事はどうでもいい!それより頭を打ったなら、小松くんもちゃんと調べてもらった方が良いよ!」
「え、でも別にどこも痛くないですし平気・・・」
「駄目だよ!」
そう言うとココは小松を片手で抱き上げた。
身長差があり過ぎる為肩を貸してもらう訳にはいかないが、これではもう赤ちゃんだっこだ。
「わわっ!ココさん!ボク、自分で歩けますって!」
「頭に怪我してたら、後で大変な事になるかもしれないから」
そう言ってココは譲らなかった。
極力小松の頭を揺らさないように気を使いながら歩き出す。
既に小松にはトリコ達の姿は見えてなかったが、ココの目には見えているのかその足取りに迷いはない。
最初は滝丸を気遣うように歩いていたココだが、今現在はそんな気遣いは微塵も見られない。
捨て置かれる事はなかったが、もう殆どずるずると引きずられていると言って良い状況だった。
ぶっちゃけ、小松しか見てない。
------なんだかボク、手助けしてもらう人間違えたかなぁ・・・?
滝丸がそう思ってしまうのも仕方ない事・・・かもしれない。
結局、精密検査等で脳内に特に問題ないと判断された小松は、節乃の指示で厨房にこもる事になった。
トリコたちは引き続きここで治療に専念するようだ。
「すみませんココさん、せっかく案内してくれるって言って下さったのに・・・」
検査で時間を取られた為、最初にココが言った案内してくれるといった時間は取れなくなってしまった。
「構わないさ。来たかったらまた来れば良いけど、それは健康な体があってこそだろう?」
小松が気にやまないようにと気遣ってくれるのがありがたい。
「ボク、センチュリースープを完成させたら、絶対ココさんにも持っていきますから!」
「うん、楽しみにしているよ。それじゃあ小松くん、僕は仕事もあるしそろそろ戻るけど、君も頑張ってね」
「はいっ!!」
元気よく応えると、ココはふわりと笑って去っていった。
何というか、優しくて、よく気がついて、小松にはもったいないくらいの友人だ。
「・・・はぁ。相変わらず優しいなぁ、ココさん」
感心するように呟く。
それは心からの尊敬に満ちていた。
ふと。
「そう言えばせっかくライフに来てるのにボク、お世話になりっぱなしでココさん結局疲れたんじゃないかなぁ・・・」
そんな心配をしてしまう。
いや、思いっきり癒されてたから!
癒されまくって帰ってったから!
検査を受けている間すら始終小松に構い通しでココの締まりのない顔を見ていたメンバーは心の中でだけそう突っ込んだ。
* * *
小松に癒されに来たココさん。(通り魔的犯行?)
サービスショット一コマじゃ全然足りないんだぜ!