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書きたい時に、書きたいものを、書きたいだけ。 そんなココマ中心・小松受トリコブログ
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洗濯してました。
洗濯機に洗剤を一杯掬って入れたらあら不思議!
何故か箱の中の洗剤があっという間に減っていくじゃありませんか!
何のマジック!?と目を見開いていたら、半分くらいに減った時に底から漏れてる!と気付きました(遅っ!)
慌てて手で押さえ、ガムテープで補強。
次は液体洗剤にしようと思います。
そしておとなしく真っ白に染まった洗濯機周りの掃除をしてきます・・・・

その前に、こないだ言ってた友人が仕事中にココマ描いたよ!なんて言ってきたものだから、思わず画像を見もしないで「くれ!!」と即答しました。
快く返事をいただいたので、遠慮なくアップ。
ありがとーゆっこ!
もっと描いて!
トリコ描いて!とももんに続き、スレンダーなキャラを描く子にある意味一番難しいリクを平気でしたら、
じゃあココマっぽいその絵をネタにSS書けと言われたので素直に書いてみました。

続きからココマSSです。

 



「・・・ちっともじっとしていないんだから・・・」
聞いてもいないだろうコックに向けてココは呟いた。

一歩間違えれば死ぬ。
そんな環境はトリコのハントについて行ってていれば日常茶飯事だろう。
だがこれはどうなのか。

キッスの背中の上。
視界いっぱいの大空と、遠くに見える街並み。

以前キッスに乗せた時は、時間にして数十秒。
崖の上の自分の家に行くごく短い間だけだった。

長時間キッスに乗り空中飛行を楽しむ機会にはしゃぐのも無理はない。
まぁココが寛大にもそう思っていたのは、小松がキッスから3回目に落ちそうになるまでの話だったが。

いくらキッスの背中は広いとは言え、無限ではない。
風に煽られはしゃいでいて、更に何度かキッスから落ちそうになるのを窘めたのはつい先ほどの事。
30分も前の話ではない。

25歳とは思えない落ち着きのなさだ。
ぼんやりと小松を眺めながらそう思う。

ココに窘められようやく大人しくなったかと思えば、今度は座り込んだ小松の上半身はふらふらと揺れ始める。
「小松くん・・・?」
酔ったのかと声をかけようとしたら、小松は応えずそのままバタリと倒れ込んだ。

「大丈夫か、小松くん!?」
そのままキッスの背からずり落ちようとする小松の身体を慌てて抱きとめる。

慎重に揺らさないようにと気を使って身体を起こし、その顔を見れば・・・
「くかー」
そこには酔うでもなんでもない、太平楽な寝顔。

「・・・小松くん・・・」
がくりと仰向けになって首を逸らす小松に、がっくりしたいのはこっちの方だ、とココはため息をついた。

 



「まったく・・・君はよくよく緊張感がないね」
応えがないと分かっていてココは呟かずにはいられない。

キッスの背から落ちるのは死ぬのと同じ。
はしゃいで手足を滑らせるだけではなく、更にはこんな空中で眠る小松を、肝が据わっていると言えば良いのか迷う。
だが例え落ちなくてもこれだけの風に煽られていれば、体温を奪われてしまい着く頃には風邪をひいてしまうだろう。

小松は一般人だ。
そうならないよう、ココは自分のマントで小松を包んだ。
風邪を引かないための処置ではあるが、毒人間に包まれるのは果たして安全なのかどうか。

ココマ

「う~・・・むにゃ・・・」
ココに身体を預け涎を垂らしながら眠り続ける小松を眺める。

「・・・分からないな」
どれだけ眺めていてもココに答えは出せない。

何でもない、ただの気の良い一般人。
当人にもそんなつもりはないだろうが、ツンツンと短い髪を始め女性的な魅力は微塵も感じない。
目・鼻・口等のパーツの大きなつくりは、決して見目麗しい訳ではなく、ただ年齢不相応な幼さを感じさせるだけのものだ。

------なのに。

「どうしてボク、こんなに気になるんだろう」
トリコが連れているくらいだから、悪い人間ではないことは確かだ。
けれどそれでココが小松に執着する理由にはならない。

放っておけば良いのだ。
小松もいい大人なのだし、自分の事くらい自分で出来るだろう。
そして自分の行動くらい自分で責任を持てるに違いない。
見た目そうは見えなくても、実際ココは彼の年齢も身分も知っている。

例えばキッスから落ちて死んでしまっても、眠って風邪を引いてしまっても、別に恨まれる筋合いはない。
キッスに乗る事を選んだのは小松なのだから。

なのにココは小松を何度もキッスから落ちそうになるのを助けたし、今こうして抱き上げてもいる。
そもそも偶然出会った小松を家まで送ると言いだしたのもココだった。

小松は物おじもせずに喜んで着いてきた。
今も安心しきったようにココに身体を預けている。

知らない仲ではないが、それにもやっぱり危機感が足りないと思わざるを得ない。
たった一度か二度会ったきり。
そんな人間をこんなに信用しても良いのだろうか、と。

まぁ、会った人間を信用するかしないかも小松の自由。
例え誤ったとしても、その責任は小松自身が取れば良いだけのこと。

目的地に着いたのか、ゆっくりとキッスが速度を落とす。
地面がどんどん近付いて、バサッと羽を膨らませキッスは地上に降り立った。

「ありがとう、キッス」
いつもは頭くらい撫でてやるのだが、あいにく今日は両手が塞がっているので言葉だけで労う。
ア゛ー!
キッスはココに応えると、その場に身を埋めた。

ココは小松を腕に抱いて、自宅に入っていった。
そう、ここは断崖絶壁のココの家。

ココはキッスに乗る時に行き先を告げていない。
当然、キッスは帰巣本能に従いココの家に戻ってきた。

遠ざかる街並み。
グルメフォーチュンに向かう道のり。
小松がほんの少しでも疑問を持ってココに尋ねれば、大人しく小松を家かホテルグルメまで送り届けるつもりだったのに。

「まぁ、こんなでも小松くんももう大人だしね」
自活もしており、トリコと同い年なら十分だろう。

小松が分かっていて期待したならそれでいい。
分かっていなかったら、自業自得と思って貰おう。

ココは小松をベッドに寝かせ、小松をもてなす準備に取り掛かったのだった。


  *  *  *

お持ち帰りココ。
何だかヤンデレ風味?
何も考えずに書くからこうなる・・・

ココが素の顔してるのが悪い!
超笑顔とかデレデレしてたならもっと小松溺愛してたかもしれないのに!
・・・と絵のせいにしてみる。
だって絶対このココ毒吐いてるよ!

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プロフィール
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波竹 きみる
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性別:
非公開
自己紹介:
年齢 :トリコより上
身長 :小松より下
性別 :リンと同じ
星座 :ココと同じ
血液型:サニーと同じ
視力 :ゼブラと同じ
足のサイズ:節乃と同じ

トリコより上で小松より下って何か凄くね?と独りでテンション上げてる可哀そうな大人
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